もてぎシリーズ

全長4.8kmのテクニカルサーキット
Round1
3月7日
Round2
6月27日
Round3
8月8日
Round4
9月5日

Round5
11月7日
 
Round 4 急遽ルーキードライバー板橋選手
9月3日(金)AM11:15
1本目 気温31℃ 湿度55%
9月とは思えないような天気から、茂木シリーズスポット参戦の板橋選手の初めてのコース、初めての車両、初めてのレースは始まった。いち早く、車両に慣れてもらわなければ事は前に進まないと思っていた。慎重に走り出し、周回も多くとれるように考え走行していた。他チームでは、レコードタイムに近いタイムでの周回をしていた。
2本目PM1:15気温34℃湿度64%でのスタート。
徐々にタイムを上げて行き、多くの問題点を発見し、その点を改善するようにアドバイスを考えて走行を続けた。暑さもありトップタイムも伸びずに、タイムダウンをしていた。3本目PM3:30夕方ではあるが気温35℃、湿度44%路温は50℃を超えていた。
その中板橋選手は、多くのチャレンジをして行き、車両への慣れが大きいが、更にタイムアップをしていた。トップタイムはやはり暑さのせいか伸びずにいた。更なる課題を見つけ出し翌日につなげた。

9月4日(土)AM9:40 気温31℃ 湿度48% 天気予報通りの夏日での走行開始となった。
前日よりも更にタイムを伸ばしていた。ここでもやはり車両への慣れ、コースの慣れが大きい結果だと思った。この後走行は3本続いたが、この日は猛暑日となりお昼前にはすでに気温は34℃超えようとしていた。2日間を通し同じセットタイヤを使っていたもののグリップダウンも大きいと思うが同タイムもしくは、タイムアップをしてみせた。

9月5日(日)
AM8:55気温29℃湿度60%緊張の中予選が始まった。
前日までのユーズドタイヤのグリップの無さを感じさせないコーナリングスピードのアップ、力強い動きをして見せた。前日のベストタイムを軽く2秒近く更新をした。あまりにも状況が違いすぎたがしっかりとタイムアップをしてきた。トップタイムと約3.2秒差となった。そして、12台中10位という結果となった。
PM12:45気温34℃
この3日間全て天気もよく12周の決勝が始まった。
スタートは良くはなかったが、前車のコースアウトがあり9番手で走行をしていたが、LAP.7後車からの接触があり2台ともスピン。マシンへのダメージは無く2台ともすぐにレース復帰をした。
トップとのベストの差は約2.8秒とつまったがポジション11位でのチェッカーとなったが2台の接触で接触してきた車両へのペナルティーとの裁定があり、10位となった。決勝後板橋選手は、後ろの車両が気になってしまい、前との差が大きく開いてしまい、とても悔しいと語っていた。このレースで多くのドライバーとの交流や話が板橋選手にとって良い経験になった事は明らかであった。バトルの経験、練習の少ない中での完走という安定感を見せ今後に期待させるドライバーであった。

中村監督コメント
湊選手の代役として急遽板橋選手にスイッチしました。金曜日に初めて走行しましたが、見事完走しました。アルビRTの層の厚さをアピールできたと思います。
板橋選手コメント
何もかも初めてで、完走目指して努力しました。あと2秒短縮できれば十分戦える事もわかりました。来年のフル参戦に向け努力します。




Round 3 湊選手接触したが我慢の完走
8月6日(金)フリー1本目
AM8時 天候は晴れ、気温29℃ 路温33℃ 湿度70%
3月の第1戦から5か月ぶりの出場となった湊選手。新社会人として満足な練習もできずこの日を迎えた。第2戦は選手の都合により不出場であった。
ドライビング、車両の状況等全てを確認しながらの走行となった。
ベストタイム2`06`60 (7番手)
フリー走行 2本目12:10 気温34℃ 路温42℃ 湿度56%
湊選手も感を取り戻しての走行だったが、他車も同じようにタイムを伸ばし差が縮まらなかった。
ベストタイム2`06`95 (9番手)
この日はデータロガーにて走行を確認し、明日のタイムアップ部分を確認した。

8月7日(土)晴れ、予選
PM3:25スタート 気温36℃ 路温36℃ 湿度37%
前日の走行をデータ上で比較しながら予選の戦い方法を考えた。
本日はニュータイヤを使用するので、マシンの動きが前日と全く違う動きになる事を想定し、マシンもセットアップした。
予選スタートし、車両のブレーキ、水温等を温めながら走行にはいり、ヨコハマタイヤの特性上3ラップ程度がタイムが出せる状況である事を認識していた。
アタックラップ最初で前者がスピンし、アタックがかけられなかった。
走行継続中、明らかに湊選手より遅い集団の中に埋もれてしまい、満足にアタックできず。前後間隔を空け2度目のアタックを開始したが、また、ダウンヒルストレート前のヘアピンで前者がスピン。巻き込まれそうになるも回避。この時点でタイヤのタイムが出せるいわゆる美味しい部分を逃してしまいタイムアップならず。結果トップより2秒42落ちの2`5`69で10番手に留まった。

8月8日(日)晴れ、決勝
PM4:30スタート 気温34℃ 路温36℃ 湿度39%
決勝の日を迎え、スタート前にはチーム・ルマン土沼監督も応援にかけつけていただいた。
湊選手も気合が入り、スタートから1周目が勝負と決めていた。スタート時刻になり、いよいよ決勝スタート。
フライングぎりぎりで好スタートを切り、1コーナーまでにイン側から3台を抜き、4台目の横に並ぼうとした時、外側からかぶせられてしまい、湊選手のフロントウイング左側と前車右リヤタイヤが接触。フロントタイヤを30cmほど浮き上がり着地。タイロッドを痛めさらにフロントウイングが破損。コントロールタワーよりピットに入り修理しなさいという意味のオレンジボールフラッグを振られてしまい10位で我慢の走行していたが、4周目にピットイン。フロントウイングを急遽外し、フロントダウンフォースが無い不利な状況でコースイン。我慢に我慢を重ねチェッカーフラッグを受けた。18台中17位という成績で終了した。

中村監督コメント
4か月ぶりの走行で全てがイニシャルになっていました。しかし、走りの中には十分にトップを狙える速さはあり、タイヤの使用本数を考えて次戦は戦います。引き続き応援御願いいたします。

湊選手コメント
4位が見えていただけに悔しいです。次もがんばります。










Round 2

■もてぎチャンピオンカップスーパーFJ 第2戦について
コチラをクリック下さい。


Round 1 初出場でシリーズポイント獲得
 平成22年2月22日に結成された【アルビレックス・レーシングチーム】の初戦が3月7日(日)栃木県 ツインリンクもてぎにて開催された。結成から時間の無い中、出場まで辿りつけたのは、応援していただける皆さんの御蔭であり感謝いたしております。道具や体制も不十分な中、GIA新潟国際自動車大学校様より人材、道具を協力頂く形での 初参戦となりました。

3月5日(金)晴れ
 関東らしい天候で路面はドライ。しかし、今年から使用されるヨコハマタイヤでの練習ではなく、昨年の指定タイヤのダンロップのユーズドタイヤでのフリー走行開始となりました。まず、他車より6秒近く遅い状態で湊選手はユーズドタイヤのグリップの無さに手こずりながらマシンのコントロールとコースの確認、マシンの挙動変化の確認に重点を置きながら果敢にタイムを短縮していきました。

3月6日(土)曇りのち小雨
 この日も昨年仕様のダンロップユーズドタイヤにて新品のヨコハマタイヤをイメージしながら走行をし、フリー走行で初めてヨコハマの新品のスリックにて走行しました。湊選手のイメージ通り強烈なグリップにマシンのセッティングを変更しながらトップから0.5秒落ちまでタイムアップする事に成功いたしました。この時点で全体19台のトップ4に入り、さらにセッティングを詰めるべく、GIA モータースポーツ科星野先生とディスカッションを開き、予選・決勝の準備です。

3月7日(日)予選・決勝
 朝から小雨の降る中、いよいよ決勝当日を迎えた。まだヨコハマタイヤのレインは使用した事が無く、どういう挙動を示すのか、タイヤライフ、温度管理など未知数の条件で他チームよりかなり不利な状況での日曜となった。他チームは複数台数エントリーの為、一度に数種類ものセッティングを試し、全車にフィードバックする事ができるが、アルビレックスRTは1台体制なので一回のフリー走行で多くても2種類しかセッティングを試す事ができない。しかし、湊選手の卓越された技術で全体で8番手程度の位置にいた。

予選レース 午前11時15分 気温5℃ 小雨
 いよいよ予選が開始される。ピットアウト6番手に並び、出走を待つ。11時15分、20分間の予選が開始された。まずは10番手の時計を出し、タイヤ、エンジン、ブレーキ等を温めながら徐々にタイムを短縮していく、残り10分で6番手につける。残り5分で2番手まで浮上するが、他のドライバーのラストアタックでみるみる順位が落ち、最終的にはトップから3秒落ちの7番手になる。

決勝レース 午後2時50分 気温7℃ 雨
 決勝時間になっても依然として温度は上がらず、路面もウエットのまま。ドライなら・・・絶対勝負ができる。と全員の願いは叶わなかった。しかし、ウエットレースの場合、何が起こるか解らない。勝利の女神に願いを込めて湊選手を送りだした。
 決勝スタート。3番手がスタートでエンジンストールし、停止状態で後続が右へ左へ避ける形でレースが始まった。バックストレートへ行くまでに全体で3台がスピン等で脱落していった。
 湊選手はバックストレートの入り口で2番手に浮上。後続とサイドバイサイドで走行し、2番手を守った。しかし・・・ストレートでスピードが失速。シフトチェンジもしていない。これはミッショントラブルと誰にでもわかる状態だった。1、2、5速を失った状態で3、4速でそのままむ走りきり7位フィニッシュだった。

中村監督コメント
 今回は非常にタイトなスケジュールの中、全員が努力した。湊選手の速さは十二分にアピールでき、場内放送でも連呼されていた。結果はチームのミス。次回は表彰台を目指し努力いたします。次回もご声援御願いいたします。

湊選手コメント
 今回は運に見放されました。次回は最速ラップと優勝を狙います。


走行直前の緊張した様子の湊(ミナト)選手





決勝レース直前